AST/ALTについて解説
AST/ALTの比でわかることは?
ALTが優位(ALT>AST) → 一般的な脂肪肝や慢性肝炎、肝硬変などに
多いパターン。
ASTが優位(AST>ALT) → アルコール性肝障害や心筋梗塞、筋肉疾患などの
可能性も。
AST/ALTとは?
AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)は、どちらも「肝臓の働き」に関係する酵素の一種ですが、特異性が変わってきます。
ALTは「肝臓専門」:ALTは主に肝臓に多く含まれており、肝細胞がダメージを受けると血液中に漏れ出してきます。つまり、ALTの値が高い=肝臓が傷ついている可能性がある、ということ。
ASTは「肝臓+他の臓器」:ASTは肝臓だけでなく、心臓、筋肉、腎臓などにも存在します。そのため、ASTの値が高くても、肝臓だけが原因とは限らないのが特徴です。
まとめ
AST/ALTは、肝臓をはじめとする体の調子を教えてくれる大事なサイン。
「ちょっと高かったから不安…」という方も、まずは落ち着いて、生活習慣を見直してみましょう。健康診断の数値を“見るだけ”で終わらせず、自分の体と向き合うきっかけにしてくださいね!
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